大学生に新NISAは必要ない?「本腰を入れなくていい」3つの理由

暮らし

「できるだけ早く投資をするべき」

「NISAやiDECOを活用しよう」

「年金だけでは将来の生活費が2000万円足りない」

最近、SNSやニュースでそんな声をよく耳にしませんか?ニュースは不安をあおる物ばかりです。また、日本の年金は破綻しそうだから、将来に対して備えるべき、そんな風に考えている人もいるかもしれません。

新NISAの開始もあり、投資が「義務」であるかのような空気すらあります。でも、結論から言います。

大学生は投資について「知っておく」べきですが、「本腰を入れて」やる必要はありません。

私自身も、お金はほとんど友達との旅行に溶かしています。

たまご
たまご

でも、周りはみんな新NISA始めてるし…

なぜ、「やらなくていい」と言い切れるのか。その理由を解説します。


1. 投資するためのお金がないから

投資の鉄則は、「元本 × 利回り× 時間」です。

よく「若いうちから始めれば複利の効果が…」と言われますが、大学生には大事なものが欠けています。それが「元本(投資に回せるお金)」です。

どれだけ良い利回りで運用しても、元となるお金が少なければ、得られる利益も少ししかありません。

具体的に、年利5%で1年間運用したケースを考えてみましょう

プレイヤー元本(投資額)年利1年間の利益
大学生A10万円5%5,000円
社会人B1,000万円5%50万円

見ての通り、大学生が必死に節約して10万円を運用しても、得られるのはたったの5,000円です。時給が1,000円だとしても5時間で稼げてしまいます。

一方で、社会人がまとまったお金を動かせば、それだけで月給以上の利益が出ます。「少額を高い利回りで運用する」よりも、「大金を低い利回りで運用する」方が、得られる利益は多いのです。

最低賃金で必死に働いて、お金を貯めても、大したお金は投資に回せません。

大学生の時期は、資産を増やすフェーズではなく、資産を増やすための準備の段階だと割り切るのがよいでしょう。

2. 「自己投資」のリターンには勝てない

投資の世界では、S&P500のような優秀なインデックスファンドでも利回りは平均7~10%が限界です。しかし、自己投資のリターンには無限の可能性があります。

嘘くさく聞こえるかもしれませんが、これを専門用語で「人的資本(自分の稼ぐ力)」への投資と呼びます。

短期売買のような投機を除き、長期投資であれば、どうしてもその利回りには限界があります。未来を見通せれば、年利50%ほどで回せるかもしれませんが、ほぼ不可能です。

別に私は、投資を辞めろとは言っていません。ただ、大学生が投資に集中するのは効率が悪いよ、と言っているだけです。むしろ、投資の勉強は積極的にするべきだと思っています

大学生のうちに、社会や世界に投資するよりも、自己投資をした方が、自身の可能性を縛られません。今のうちに手にしたスキルや経験は、将来の年収に繋がります。

  • 資格取得やプログラミングの学習
  • 起業
  • 旅や留学での経験

何も、就職に直結することのみをやるべきかということではありません。起業だとか、はたまたボランティアでも構いません。何かにチャレンジすることが大事です。

年を取った後に失敗すると、誰も見向きをしてくれません。ですが、若ければミスは「若気の至り」として許容されます。

また、今のうちに経験を積んだり、自己投資をしておくことで、将来の年収、稼ぐ力が飛躍的に高まります。これは別に大学生に限った話ではありません。株式には元手が必要です。株式の元手を作るために、将来の手取りが増えるような努力をする方が、生涯収入で見れば圧倒的にプラスです。

自己投資は早い方がよい

また、自己投資をするのは早い方がよいです(株式投資と同じ話になってしまいますが)。

例えば、身に着ければ年収が100万円あがるスキルがあったとします。

  • 20歳の時に身につける→65歳までに4500万円稼げる
  • 50歳の時に身につける→65歳までに1500万円稼げる

現実はこんなに単純ではありませんが、早いうちからスキルを高めていた方が、人生で得られる収入の合計は高くなります。

3. 「今しかできない経験」ができなくなる

大学生にとって、お金以上に貴重なのが「経験」です。 「10万円を新NISAに預けて20年後に20万円にする」のと、「今の10万円で親友と海外旅行に行く」のは、どちらが価値があるでしょうか?

大学生は、多感な時期です。

同じ10万円を使っても、そこから得られる「思い出の配当」は、若い時の方が圧倒的に高いのです。「老後の100万円」のために「今の1万円で得られるかけがえのない思い出」を捨てるのは、人生全体で見れば大きな損失だと言えます。

投資は後からでもできます!焦ってする必要はありません。むしろ、焦ってすると失敗します。

『今しかできない旅』の強い味方がカーシェアです。10万円を株に預けるより、そのお金で車を出して仲間と夜の海へ行く方が、一生モノの価値になります。 私もよく使っているタイムズカーは大学生にこそメリットがあるので、まだ登録していない人はチェックしてみてください!


それでも「お金に触れておく」ことが重要な理由

「本腰を入れなくていい」と言いましたが、無関心でいていいわけではありません。 社会に出る前に、投資が、どのようなものなのか、知っておくべきです。

  1. 少額で体験する:1,000円で良いので、実際に株や投資信託を買ってみてください。実際に値動きを体感することで、経済ニュースが身近に感じられます。
  2. 「制度」を知るNISAなどの制度を知りましょう。NISA口座を開設しているのは日本人の3~4人に1人しかいません。NISAを知っているだけで大きなアドバンテージだと言えます。

制度を知って、少額で体験してみてください。投資が身近なものに感じるはずです。

まとめ

大学生の間は、投資は「勉強程度」に留め、手元のお金は自己投資や、今しかできない体験に全額ベットしましょう。

本当の資産運用は、社会に出て「稼ぐ力」が身についてからで十分間に合います。

今は、友達との旅行を全力で楽しみましょう。その思い出こそが、将来のあなたを支える最大の資産になるはずです。

記事の中で「制度を知ることがアドバンテージになる」と書きましたが、その最たる例がこれです。早大生なら誰もが使えるのに、意外と知らない人が多いです。「知らない」ことは、時に「損」に直結します。

タイトルとURLをコピーしました